世界遺産
ユネスコ世界遺産リストに現在登録されている文化遺産は690です。この中にはローマ歴史地区のような町全体から、島、教会、モスク、城、ピラミッドなどが含まれています。遺産物件は、「すぐれた普遍的価値をもつ」と判断され、各国政府により委員会に推薦されたものです。

この「普遍的価値」とは幅広く解釈する必要があります。世界遺産リストに登録されるのはローマ歴史地区や、エジプトのピラミッド、カンボジアのアンコールワット遺跡、インドのタージ・マハルのような人類の偉大な功績の象徴に留まりません。

ポーランドのアウシュビッツ強制収容所、南アフリカのロベン島、日本の広島原爆ドームなど、人類が過ちを犯した場所もまた、世界遺産に登録されています。長崎の被爆マリア像はこの後者の中の一つとして、世界遺産登録に値するのではないでしょうか。

UNESCO世界遺産ホームページ



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